完全ロックダウン、第4波の渦中にあるホーチミン

ベトナムは、4月下旬以降の変異株の出現などにより、新型コロナウイルスの市中感染が継続しています。
新型コロナ第4波の渦中にあるベトナムは第1～3波に比べ、感染者数が3倍に迫り、1日の感染者数が500人を初めて超える地域も出ました。特に、ベトナムの最大都市ホーチミンは国内で最も多い感染者数と死亡者数（8/30保健省のデータにより、累計感染者数：20万9932人、死亡者数：8624 人）となり、新型コロナウイルス感染症の対策として社会隔離と外出制限など厳しい措置が取られています。

(整理券で買い物する様子）
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対策の一環として、買い物時の密を避けるため、買い物に行ける曜日が指定され、買い物に行くための整理券が配布されました。

(警察が市民の外出許可証明書を確認する様子)
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しかし現在もホーチミンでは、感染者が増え続けている状況のため、8月23日から、軍隊が派遣され、完全にロックダウン状態となりました。
市民は食料の購入も含めて外出を禁止されており、代わりに、兵士が食料品の買い出しを行うなど、市民を支援しています。

(兵士が市民に食料品を配布する様子）
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市民を支援し、買い物を代行する者は軍や警察だけではなく、ベトナム祖国戦線、女性協会、ホーチミン共産青年同盟(青年団)、地域の自治会などのメンバーもボランティアで参加しています。

なお、市は新型コロナウイルスの影響で生活が困難になっている人々に、合計200万個の「生活必需品袋」を無料で提供しています。