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2025年12月25日

具体的な各分野(介護、外食業、ビルメンテナンスなど)の受入事例と現場の成功・失敗体験~

介護、外食業、ビルメンテナンスなどの分野における外国人材の受入れは、事前の準備体制と、受入れ後のサポート体制によって成果が大きく左右されます。
今回は、各分野で見られた成功・失敗の事例を、実際の現場の声とともに紹介します。
介護分野
成功事例
  • 長期的な育成計画と資格取得支援: EPA(経済連携協定)制度開始当初から外国人材を受け入れているある特別養護老人ホームでは、職員の約15%が外国人スタッフです。日本語教育や研修に国からの補助金を活用し、介護福祉士資格の取得に向けた支援をすることで、長期的な定着と戦力化を実現しています。
  • 多文化共生の職場環境: 異なる文化背景を持つスタッフ同士が互いを尊重し、協力し合う職場づくりを推進した結果、職場の活気が高まり、サービスの質の向上にもつながっています。
失敗・課題体験
  • 賃金・評価制度への不満: 日本人職員と同様の年功賃金体系や、資格取得に応じた昇給が見込めない制度が、外国人職員のモチベーションや長期勤続の障害となっているケースがあります。
  • コミュニケーションと生活支援の不足: 業務で使用する専門用語の理解や、地域生活での孤立感が課題となり、コミュニケーション不足が離職につながる事例も見られます。 
外食業
成功事例
  • 母国語マニュアルと丁寧なOJT: 大阪府内の中華料理チェーン店では、ベトナム出身の特定技能外国人を採用。入社後、日本人スタッフによる丁寧なOJTに加え、努力家である本人の意欲もあり、4ヶ月後には厨房で単独調理を任せられるまでに成長しました。母国語でのマニュアル作成や、先輩によるアドバイスなどの教育体制が功を奏しています。
  • 明確なキャリアプラン提示: 特定技能1号から2号への移行を視野に入れた具体的なキャリアプランを提示することで、将来の目標を持って働くことができ、高い定着率を実現しています。
失敗・課題体験
  • 短絡的な労働力確保: 即戦力確保を目的とした短期採用では、言語の壁や文化の違いによるトラブルが多発し、離職率が70%に達した事例もあります。
  • ルール認識の違いによるトラブル: 会社の備品や勤務態度に関する意識の違い、ルール理解不足などにより問題が発生。採用前の説明不足が要因となっています。 
ビルメンテナンス
成功事例
  • 専門研修によるスキル強化: 特定技能制度を活用し、母国で清掃経験を持つ人材を採用した企業では、日本式の清掃基準や技術を学ぶ研修を実施。結果として清掃品質の向上と顧客満足度の改善につながりました。
  • 多様な人材の活躍による職場の活性化: 外国人材の受け入れにより、多様な文化背景を持つスタッフが協力することで、職場に活気が生まれ、生産性向上に貢献している事例も見られます。
失敗・課題体験
  • 現場従業員の高齢化と新人育成: 業界全体の課題として従業員の高齢化が進んでおり、外国人材の新人育成や技術継承がスムーズに進まないケースがあります。
  • コミュニケーション不足による指示系統の混乱: 現場での指示や情報共有が円滑に行えないことで、作業ミスや効率の低下を招くことがあります。
全体として、成功の鍵は「言語と生活の両輪サポート」「明確な評価・賃金制度」「長期視点の人材育成」にあります
これらの課題克服に向け、多くの企業が多言語マニュアルの整備、社内研修の充実、信頼できる支援機関との連携を進めています。
外国人材の受入れは、制度の理解だけでなく、現場での運用や継続的なフォローが成果を大きく左右します。
登録支援機関としてぽすてぃーどは、採用前の準備から入社後の定着支援、日常の相談対応まで、企業様と外国人材の双方に寄り添った支援を行っています。
人手不足の解消にとどまらず、外国人材が安心して働き、長く活躍できる環境づくりに向けて、今後も実務に役立つ情報と支援を提供してまいります。
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